「
スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
秋のG1開幕戦。
高松宮記念杯を制した
ファストフォースの引退もあり、群雄割拠のス
プリント界で中心となるのは
高松宮記念2着の
ナムラクレアだ。昨年は5着に敗れたが、内が有利の馬場状態の中、外を回って0秒2差と上位の力を示した。前走のキーンランドCを快勝し、重賞4勝目をマークするなど流れはいい。長谷川師は「4歳になって馬体の戻りが早くなっています」とG1初制覇へ照準を定める。
夏のス
プリント王
ジャスパークローネは今回がG1初挑戦。
CBC賞、
北九州記念と重賞2連勝中で、ともに逃げ切りVを決めた。勢いがある。
気難しいところがあり、昨秋から不振が続いている
メイケイエールだが、重賞6勝と実績は上位。歯車がかみ合えば、G1でも上位争いできる力はある。今回から特殊なハミを使用し、折り合い面の改善を図っている。
4歳馬
アグリは今年の
阪急杯を1分19秒5の好時計でV。2着に敗れた
セントウルSでも、メンバー最速の上がり3F32秒4を記録するなどス
プリンターとしての資質は高い。
他は昨年の2着馬
ウインマーベル、今年の
函館スプリントSを制した
キミワクイーン、重賞で善戦を続ける
トウシンマカオ、初の1200メートル戦だった
北九州記念で2着の
ママコチャが注目となる。
提供:デイリースポーツ