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【オールカマー】4番人気ローシャムパーク重賞連勝! ルメール「G1レベルに行けます」

スポニチ
  • 2023年09月25日(月) 05時19分
 中山の「第69回オールカマー」は4番人気ローシャムパークが1番人気タイトルホルダーを差し切り、重賞連勝を飾った。

 直線残り100メートル。逃げ切り態勢のタイトルホルダーに、外からローシャムパークの鹿毛の馬体が放たれた矢のように襲いかかる。ルメールが「今日はG2でしたけど、タイトルホルダーを負かしたので、絶対G1レベルに行けます」と太鼓判を押すほどのパフォーマンスだった。道中はタイトルを射程圏に入れて5番手の外を追走。鞍上は「タイトルホルダーの近くにいたかった。前に彼を見て、流れに乗れて冷静に走ることができた。最後は凄くいい脚を使ってくれた。レースごとに強くなっています」と褒めた。

 田中博師は先週のセントライト記念(レーベンスティール)に続いて2週連続の重賞制覇。「上手に乗ってもらえた。メンバーも強くなるので、一段踏み込んだ調教をしたが応えてくれた。競馬場での雰囲気は滞在競馬だった前走(函館記念1着)より良かった。輸送があっても平常心で臨めました」。成長著しい愛馬に目を細めた。

 昨年のセントライト記念(3着)で菊花賞の優先出走権を得たが無理をさせず自重。「昨年は成長途上のレベル。1年たって実になってきたかな」と指揮官。この決断が功を奏し、今年1月に復帰後は5戦4勝。「これまでは心身のバランスから2000メートルがギリギリと思っていたが、これなら2400メートルにチャレンジできると思います。夢のある勝ち方をしてくれて本当に楽しみ。緊張感を持って次走にトライしたい」と表情を引き締めた。次走は明言しなかったが、当然ジャパンCや暮れの香港も選択肢に入るだろう。

 田中博厩舎は菊を視野に入れる3歳レーベンスティール、さらにダート戦線には今年のフェブラリーSを勝ったレモンポップも擁する。次々とスター候補を生み出す新進気鋭の厩舎から目が離せない。

 ◇ローシャムパーク 父ハービンジャー 母レネットグルーヴ(母の父キングカメハメハ)19年2月10日生まれ 牡4歳 美浦・田中博厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績10戦6勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億7824万7000円 馬名の由来は英国の風景式庭園。

 《記録アラカルト

 ☆騎手&調教師 ルメールのJRA重賞制覇はローシャムパーク函館記念以来で今年11勝目、通算140勝目。田中博師はセントライト記念(レーベンスティール)に続く今年5勝目、通算5勝目。

 ☆種牡馬 ハービンジャー産駒のJRA重賞制覇はローシャムパーク函館記念以来で今年5勝目、通算37勝目。

 ☆東西比較 関東馬は21年ウインマリリン以来の勝利。通算成績は関東馬55勝、関西馬12勝、地方馬2勝。

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