近い日程で地方交流の
日本テレビ盃と
白山大賞典があるためメンバーは分散する。よって地力の拮抗したメンバー構成になりがちで、ハンデ戦ということも相まって中々人気通りには決まらない。
1.ベテランは苦戦傾向
過去10回で、3歳馬は[3-2-0-8]で連対率38.5%、4歳馬は[3-0-3-18]で連対率12.5%、5歳馬は[3-4-2-35]で連対率15.9%、6歳馬は[1-2-5-23]で連対率9.7%、7歳以上馬は[0-2-0-33]で連対率5.7%。ダートはベテランが息の長い活躍をすることもしばしばだが、このレースに関しては5歳以下が勝ち切ってくるケースが多い。
2.逃げ馬は苦戦傾向
過去10年において阪神で行われた7回に関し、逃げて連対したのは16年1番人気1着の
マスクゾロだけ。その
マスクゾロも、同じく逃げた17年は1番人気で7着に敗れており、13年の1番人気
サトノプリンシパルも逃げて15着に大敗した。逃げて実績を残してきた馬の扱いには慎重になりたい。
3.芝実績あれば特注
11年の勝ち馬
ヤマニンキングリーは
札幌記念など芝で重賞を2勝していて、ここが初のダート挑戦だった。15年の
アウォーディーも
目黒記念4着などがある芝の実力馬で、ダートはその前走が初経験。16年2着で17年3着の
ピオネロもデビュー以来ずっと芝で実績を積み重ねており、18年2着の
ウェスタールンドも芝で3勝していた。ダート重賞ながら、芝実績がある馬が走ってきやすい傾向。
アイコンテーラーは前走の
BSN賞がダート初挑戦ながら、強力な牡馬らを相手に完勝。芝でも重賞でも好走していた馬で、ダート重賞でも活躍を期待できそう。