JRA通年騎手免許試験の第1次試験が27日、千葉県白井市の競馬学校で行われ、フランス人女性騎手の
ミカエル・ミシェル(28)が昨年に続き、2度目の受験を終えた。昨年は惜しくも不合格となった難関の筆記試験。毎日最低2、3時間の猛勉強を行い、前日は豪徳寺、明治神宮で合格祈願を行って挑んだ。試験後は「本当にできたと自信があるのは60%くらい。大変多くの分野から問題が出て、時間内に処理するのは大変でした」とやや疲れた表情で振り返った。
現在はレースに騎乗しながら
JRA通年免許取得への準備を進める生活。英語で実施されるこの日の筆記試験対策のため、拠点をフランスから米国に移し、英語を習得した。同時にトレーニングで筋肉を増やし、体重は2キロ増。コ
ロナ前に日本の
地方競馬で使用していたジョッキーパンツは、もうはいらなくなった。ミシェルは「フランスで芝、米国でダートを中心に騎乗してたくさん勉強できている。この経験が芝とダートがある日本の競馬に生かせると思う」と話した。
ミシェルは米国での騎乗があるため、当日午後5時の便で帰国。この日の試験が合格となれば、来年1月24日に行われる日本語での口述試験を含む2次試験に挑むことになる。
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