◆第70回日本テレビ盃・交流G2(9月27日、船橋・ダート1800メートル、良)

　1着馬にJBCクラシック(11月3日、大井)の優先出走権が与えられる一戦は11頭立てで争われ、1番人気のウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父オルフェーヴル)が川田将雅騎手を背に好位追走から4コーナー手前で仕掛け、直線で一気に抜け出した。今年3月のドバイ・ワールドC・G1制覇以来の半年ぶりの実戦を快勝した。勝ち時計は、1分51秒7。

　同馬は昨年4月のダート転向後、これで8戦7勝、3着1回。昨年10月のブラジルC・リステッドから、カノープスS・OP、東京大賞典・G1、川崎記念・交流G1、ドバイ・ワールドCと快進撃を続けた。秋始動戦も制し、最大目標のブリーダーズCクラシック・米G1(11月4日、サンタアニタパーク)へ弾みをつけた。

　2着に5番人気のテンカハル(坂井瑠星騎手)、3着に6番人気のスワーヴアラミス(森泰斗騎手)が続いた。

　坂井瑠星騎手(テンカハル＝2着)「状態は良かったし、最後まで止まらずに走ってくれた。勝ち馬はさすがに強かったが、この馬もこれからが楽しみ」

　森泰斗騎手(スワーヴアラミス＝3着)「これまでより、前での競馬をとの指示だったが、気の悪さもなく、かえって出し過ぎたかもしれない」

　戸崎圭太騎手(セキフウ＝4着)「以前、乗った時より競馬が上手になっている」

　石川倭騎手(シルトプレ＝5着)「うまく回ってこられたし、納得のいく競馬。順調に成長しているし、充実してきた」

スポーツ報知