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シリウスS追い切り(27日、栗東トレセン)
ハイペースで飛ばしても、最後まで踏ん張れたのが成長の証しだ。第27回
シリウスS・G3(30日、阪神)で1年2か月ぶりの重賞に挑む
ヘラルドバローズが27日、栗東・CWコースで6ハロン78秒5―12秒0の好時計をマークした。全身を使った豪快なアクションで、見るからに体調は良さそうだ。
川又(レースは松山)が騎乗して単走。寺島調教師は「テンから速いラップだったけど、最後も12秒0だからね。いい雰囲気で来ています」と笑顔でうなずいた。前走の
BSN賞は2秒2も離された8着だったが、向こう正面から折り合いを欠き、全力を出し切れなかった。「小回りが合わなかったのか、ちぐはぐなレースでした。騎手にも申し訳なかったですし、ノーカウントでいいです」と巻き返しを誓う。
今回は4勝中3勝を挙げた松山と3戦ぶりにコンビを組み、2月の
仁川S(リステッド)で2着だった舞台に戻る。「上の馬たちの斤量が重いので、56キロならいいレースになっても。とにかく力を出し切ってくれれば」とトレーナー。気分よく走れれば、一発があっても全くおかしくない。(山下 優)
スポーツ報知