「
スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
重賞連勝中の
ジャスパークローネが28日、自慢の快速を見せつけた。最終追い切りは団野を背に、栗東坂路で4F50秒1-36秒3-11秒8をマークし、好気配を伝えた。夏の短距離王に続く、さらなる
ビッグタイトル獲得に向けて準備は万端だ。
サ
マースプリント王者に輝いた
ジャスパークローネは、団野を背に栗東坂路を単走で追われた。力強いフットワークで駆け上がり、4F50秒1-36秒3-11秒8で好調をアピール。鞍上は「先週は
テンションが高くて、時計が速くなり過ぎても、と思って少しセーブ気味でした。ちょっと軽過ぎたこともあったので(今週は)しっかり動かしました。いい動きだったと思います」と手応え十分。日高助手も「余裕があったと思いますし、もっと動くと思います。超抜です」と絶賛した。
近2走の
CBC賞、
北九州記念を逃げ切って重賞連勝。これだけの走りをすれば疲れはあるはずだが、それを感じさせないどころか、一段と良くなっている。鞍上が「疲れは大丈夫だと思いますし、いい状態でG1を迎えられると思います」と言えば、同助手は「デビューから馬体重は480キロ台だけど、すごく筋肉質というか、ぜい肉が筋肉に変わったというか…。触ってもいい筋肉だと思います」と目を細めた。
持ち味を存分に発揮し、狙うのはG1初挑戦初制覇だ。団野は「中山でも結果を残してくれていますし、スタートがすごく速く、二の脚も速いのが強み。ハナに行く競馬で一番結果が出ているので、今回も意識してこの馬の形で競馬ができたらと思っています」と大一番を見据えた。好相性の舞台で今の充実ぶりなら、3連勝でス
プリント界の頂点に君臨してもおかしくない。
提供:デイリースポーツ