何で!?
ワケガワカラナイヨ!29日の船橋競馬3Rの2歳新馬戦(ダート1000メートル。7頭立て)に、ブービー6番人気で出走した
ワケガワカラナイヨ(牡2歳、船橋・伊藤滋)は大外枠から先手を奪うと、そのまま後続に3馬身差をつけて悠々逃げ切った。場内実況で馬名が連呼されるたびに、スタンドからは歓声に混じって笑い声も聞こえた。
オーナーの(組)滋友会は、トレーナーの高校時代の同級生で集まったモノ。「(馬名は)遊び心で付けたんです。馬を持って10年ぐらいだけど、初めて新馬戦を勝ちました。名古屋から来て良かった。(競馬場に)見に来ると勝ったことなかったんですよ。逃げた時は“そのまま!っ”て。興奮しました」と、メンバーの一人は破顔一笑。
馬名の由来は「オタク仲間でもあるので」とトレーナーが言うように、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」に登場するキュゥべえの第6話でのセリフ「わけがわからないよ」からだそう。青春時代の旧友たちとの思い出に残る“1勝”に、指揮官は「仕上がりは良かったし、普通に(ゲートを)出ればいい勝負になると思ってました。でも、勝てて良かったですね」と喜びをかみしめていた。
提供:デイリースポーツ