「
スプリンターズS・G1」(10月1日、中山)
今度こそという思いは強い。悲願のG1タイトルへ向けて
メイケイエールは輸送前日の29日、栗東ダートで軽めの調整。大一番へ向けて最後の準備を整えた。武英師は「今回は本当にカイバの面も、けがもなかったですし、何も気にすることなくきました」と順調さをアピールした。
今年に入っての2走は
高松宮記念12着、
安田記念15着と大敗が続いているが、重賞6勝は出走馬の中では最多。折り合い面に課題があって近況はかみ合わないレースが続いているものの、間違いなく力は上位だろう。指揮官も「前は抑えが利かない状態でした。普段は本当に落ち着いているので、少しの抑えが利けばと思っています」と期待を込めた。
引き当てたのは4枠8番。過去10年(新潟開催だった14年を除く)で最多の3勝を挙げている馬番だ。師は「好走している時は前に壁をつくってという感じなので内が欲しいですが、ちょうどいいくらいだと思います。偶数ですしね。自分の競馬ができれば強いと思います」と力を込めた。馬の力を信じ、9度目のG1挑戦で最高の勲章をつかみ取る。
提供:デイリースポーツ