◆第27回
シリウスS・G3(9月30日、阪神・ダート2000メートル=良)
4年ぶりに阪神で開催されたダート重賞は3〜7歳の14頭によって争われ、
岩田望来騎手が手綱を執った
ハギノアレグリアス(牡6歳、栗東・
四位洋文厩舎、父
キズナ)が単勝1番人気に応えて直線で鮮やかに差し切り、3月の
名古屋大賞典・交流G3以来となる重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分4秒4。開業3年目の
四位洋文調教師にとっては、初の
JRA重賞制覇となった。
2着は先に抜け出した2番人気の
アイコンテーラー(
団野大成騎手)、3着は3番人気の
ヴァンヤール(
荻野極騎手)と、上位人気3頭の決着となった。
四位洋文調教師「大外枠だったけど、むしろ安心して見ていられました。スムーズな競馬でした。やっぱり、力のある馬が勝負どころで詰まったりして負けるのが一番嫌でしたからね。望来くんにも『内にこだわらなくていいから』と言っていました。牧場さんもしっかりケアしてくれて、すごくいい連携がとれて、いい夏休みを過ごせました。年齢のわりに数はそんなに使ってないので、もうひと頑張りしてもらいたいと思いますけどね。一戦一戦が勝負の馬なので(次走は)来週1週間、様子を見てからですね。ジョッキー時代からずっと、オーナーにも乗せていただいて、松田国英調教師の定年というご縁で預からせていただきました。すごく理解のあるオーナーで『馬中心で行ってください』と、じっくり待っていただける。本当にいつも助かっています。(
JRA重賞初勝利は)やっぱりうれしいですよ。いい馬をたくさん預けていただいて、こうしてひとつ勝たせてもらって、もっともっといっぱい勝てるように、さらに頑張らないといけません。身の引き締まる思いです」
スポーツ報知