「
スプリンターズS・G1」(1日、中山)
悲願のG1初制覇を狙う
ナムラクレアは、キーンランドCを勝って臨む本番とあって勢い十分。陣営の疋田真志厩務員が9月30日、レース直前の気配を明かした。
◇ ◇
-22年以来、2回目の中山競馬場への輸送となった。
「順調だったね。去年くらいまでは輸送を心配していたけど、今年はそういう不安がなくなっている」
-不安が解消した要因は。
「この1年間、大きな舞台で戦ってきて、経験を積んだことで精神面が成長。そこが一番大きいと思う」
-北海道からの輸送で一度コンディションが落ちたそうだが。
「札幌が予想よりも暑くて、競馬もハードだったからね。ただ脚元に不安が出たとかはなく、毛ヅヤが少し落ちただけ。内臓面に少し疲れが出たのでしょう」
-そこからうまく立て直した。
「飼料を工夫したのが効果てきめん。こちらが思っていたより早く回復してくれた」
-22年は2番人気5着だった。
「(人気を背負っていた)
メイケイエールを負かしに行って外を回った分はあるけど、まだ去年は力不足だったのだと思う。今年は全然違う馬になっているし、枠もいいところが当たったから楽しみ」
-当日は良馬場でのレースになりそう。
「前走もノメっているし、浜中も『重い馬場は得意じゃない』と言っていた。根性があるから道悪でも頑張るだけで、良馬場の方が力を発揮できる」
-最後に意気込みを。
「厩舎もオーナーもG1初勝利が懸かっているので、頑張ってほしいね」
提供:デイリースポーツ