白毛のG1・3勝馬
ソダシが脚部不安で電撃引退することが1日、明らかになった。
安田記念7着後に脚部不安を発症し、北海道苫小牧市のノーザン
ファーム空港に放牧に出ていた。引退後はノーザン
ファームで繁殖牝馬になる。
須貝師は「きょう、ちょうど妹の
ママコチャがG1を勝ったことで、金子オーナーから『ちょうどいいタイミングでバトンを渡せるんじゃないか』というお話がありました。
ソダシは本当にファンの皆さんに愛されてきたと思います。白毛として、次々と歴史的快挙を成し遂げてくれました。世界的にも注目される存在になり、本当によく頑張ってくれました。妹の
ママコチャにいい形で引き継げると思いますし、今後はお母さんとして、また新しい伝説をつくってくれればと願っています。
ソダシを預けてくれた金子オーナー、応援していただいたファンの方、そして
ソダシに本当に感謝しています」とコメントした。
◇白毛馬とは
競走馬の毛色は、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、芦毛、栗毛、栃栗毛、白毛の8種類。JRAにおける競走馬登録数(馬名のついている馬の数)は1日現在8010頭で、うち白毛馬は9頭(現2歳馬含む)。全体の約0・1%と極めて希少な血統である。
発現メカニズムは十分に解明されておらず、産駒は白色または全身の大半が白色で生まれる。なお、芦毛馬は加齢によって白くなるが、途中で白毛馬に変わることはなく、登録変更もない。
提供:デイリースポーツ