◇G1・
凱旋門賞(2023年10月1日 フランス・パリロンシャン芝2400メートル)
日本から参戦した
スルーセブンシーズ(牝5=尾関)は4着と健闘したが、今年も日本馬による世界一の夢はかなわなかった。フランスダービー馬の
エースインパクトが無傷の6連勝で戴冠した。
手綱を取ったのはルメール。「フランス人だし、
凱旋門賞を勝つのは夢以上のこと。さらに日本の馬で勝つことができれば素晴らしいね。チャンスはあると思うし、全力で頑張ります」と意気込んでいたが、海外のラ
イバルが立ちはだかった。
初めて日本馬が
凱旋門賞に挑戦したのが69年の
スピードシンボリ。着外から歴史は始まり、99年
エルコンドルパサー、10年
ナカヤマフェスタ、12、13年
オルフェーヴルと2着が4度。無敗で3冠を達成した
ディープインパクトは06年に3位入線後に失格となった。
数々の名馬が挑んできた最高峰の舞台。悲願のタイトルは来年以降に持ち越しとなった。
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凱旋門賞 1920年に創設。毎年10月の第1日曜に、フランスのパリロンシャンで開催される。英国ダービーや
ケンタッキーダービーと並ぶ世界最高峰のレースの一つ。
スポニチ