新ス
プリント女王に輝いた妹にバトンを託し、白毛の
アイドルホースがターフを去る。20年阪神JF、21年
桜花賞、22年
ヴィクトリアマイルとG1を3勝している
ソダシ(牝5=須貝、
父クロフネ)の引退が決まった。1日、須貝師が発表した。
6月4日の前走・
安田記念7着後に脚部不安を発症。北海道苫小牧市のノーザン
ファーム空港で休養していた。須貝師は「今日ちょうど妹の
ママコチャがG1を勝ったことで金子オーナーから、ちょうどいいタイミングでバトンを渡せるんじゃないか、とお話がありました」と説明。ここが引き際と判断された。
今後は生まれ故郷のノーザン
ファーム(北海道安平町)で繁殖入りする。「白毛として次々と歴史的快挙を成し遂げてくれました。世界的にも注目される存在になり、本当によく頑張ってくれました」とねぎらった。「妹の
ママコチャにいい形で引き継げると思いますし、今後はお母さんとして、また新しい伝説をつくってくれれば」とエールを送り「
ソダシを預けてくださった金子オーナー、応援してくださったファンの皆さま、そして
ソダシに本当に感謝しています」と思いを口にした。
通算16戦7勝(うち重賞は20年
札幌2歳S、
アルテミスS、21年
札幌記念を合わせて6勝)、獲得賞金は6億2923万4000円。毛色の枠組みを超え、歴史に名を残し、ファンに愛された名牝は現役生活に別れを告げ、白毛一族の血をつなげていく。
スポニチ