デビュー30年目の
岩部純二騎手が、サウジアラビア
ロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)の
マリンバンカー(牡2、美浦・
南田美知雄厩舎)で
JRA重賞初制覇を目指す。
岩部騎手は94年デビューの47歳。現役では
幸英明騎手や
吉田豊騎手の同期となる。
JRA通算は158勝。しかし重賞では21回騎乗して、16年
新潟2歳Sの
オーバースペックでの2着が最高着順となっている。
サウジアラビアRCには
マリンバンカーで挑む。前走の新馬(中山芝1200m)は11番人気の低評価だったが、スローペースに持ち込んで鮮やかな逃げ切り。これが岩部騎手にとって21年10月23日の2歳未勝利(
スズカコテキタイ)以来、1年11カ月ぶりの勝利だった。
今回は400mの距離延長、さらに一気の相手強化となるが、どこまで食い下がれるか。21年11月6日の
京王杯2歳S(
スズカコテキタイ・14着)以来、1年11カ月ぶりの重賞騎乗となるベテランの手綱捌きに注目したい。