◆第58回
京都大賞典・G2(10月9日、京都競馬場・芝2400メートル)
充実一途の
ブローザホーン(牡4歳、美浦・中野栄治厩舎、父
エピファネイア)が大舞台へ向け重要な一戦を迎える。
前走の
札幌日経オープンは、
函館記念から中2週の強行軍ながら4角で早くも先頭に立ち、直線は後続を突き放す一方のワンサイドゲーム。美浦トレセンに帰厩後の馬体を見ると、やや細く見えるが、ほど良く活気があり、前走の反動は感じられない。1週前追い切りに騎乗し、実戦でも再びコンビを組む
菅原明良騎手も「いい感じで負荷がかけられたし、先週よりもピリッとして動きは良かったです。コース形態も合いそうです」と好感触だ。
エピファネイア産駒は3歳戦での活躍が目立つ半面、古馬になるとやや足踏みする傾向があるが、本馬は昨年末から4勝を挙げ素質が開花。父の産駒のイメージを覆し、陣営が目標としている
有馬記念(12月24日、中山競馬場・芝2500メートル)へ重賞初タイトルを期待したい。(松井 中央)
スポーツ報知