◆第58回
京都大賞典・G2(10月9日、京都競馬場・芝2400メートル)
秋初戦を迎える
ディープボンド(牡6歳、栗東・
大久保龍志厩舎、父
キズナ)が元気いっぱいだ。今春のG1は2戦して2、5着。Vには届いていないが、いずれも勝ち馬とは0秒4差と、まだまだ
トップレベルで戦える力を示した。
宝塚記念の後は放牧でリフレッシュ。9月上旬に帰厩した。フランスに遠征した前2年とは異なり、今年は京都開幕週に照準を合わせて調整を進めている。栗東のCWコースでの1週前追い切りでは、持ち前のダイナ
ミックな走りで81秒1―11秒6。併せた
ノースザワールド(5歳オープン)を5馬身突き放した。またがった
和田竜二騎手も「動きは抜群」と賛辞を惜しまなかった。
今年の
天皇賞・春2着、2020年の
京都新聞杯1着などコース相性は申し分ない。2022年
阪神大賞典以来となる国内外5度目の重賞制覇に期待している。(吉村 達)
スポーツ報知