今週から秋の東京開催がスタート。土日月の3日間開催となる。メイクデビューは計7鞍が組まれており、この開催を目標にしていた素質馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【10月7日(土) 東京芝1800m】
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トライデントスピア(牡、
父ダイワメジャー、
母アンフィトリテII、美浦・
田中博康厩舎)
母は豪G1馬(MRC1000ギニー)。この馬が初仔になる。一族にも豪G1馬が並ぶ。「体力的には十分。まだ前向きさに欠けるところが課題だけど、能力は感じる。現状では中距離が良さそう。まずは1800mで見てみたいと思います」と
田中博康調教師。鞍上は
川田将雅騎手が予定されている。
【10月8日(日) 東京芝2000m】
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グラウンドビート(牡、父
ロードカナロア、
母ダンスファンタジア、美浦・
田村康仁厩舎)
ダンスインザムード(GI・2勝=
桜花賞、
ヴィクトリアマイル)の孫にあたる。
ファルブラヴ産駒の母は
フェアリーSの勝ち馬。現3歳の半姉に
ヒップホップソウル(
フラワーC2着、
紫苑S2着)がいる。「いい背中をしている。跳びも大きく、広いコースが合うと思う。穏やかな性格で長めの距離が良さそうです」と高木調教助手。鞍上は
川田将雅騎手が予定されている。
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シャンパンマーク(牡、父
キズナ、
母メモリアルライフ、美浦・
蛯名正義厩舎)
現3歳の半兄に今春の
NHKマイルCを制した
シャンパンカラーがいる。「操作性が良く、気持ちの強さもある。調教では折り合いもついているし、距離には融通が利きそうです」と
蛯名正義調教師。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
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マイネルレグルス(牡、
父スクリーンヒーロー、
母マイネテレジア、美浦・
手塚貴久厩舎)
半姉に
ユーバーレーベン(
オークス)、半兄に
マイネルファンロン(
新潟記念)がいる。「まだ緩いけど、いい走り方をするし、お姉ちゃんに似た感じもある。血統的にも体形的にも長めの距離がいいと思います」と
手塚貴久調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
【10月9日(月) 東京芝1600m】
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アンドアイラヴハー(牝、父ノーネイネヴァー、
母キャントバイミーラヴ、美浦・
田村康仁厩舎)
祖母の
Togetherは米G1馬(クイーンエリザベス2世
チャレンジカップS)。いとこには
アグリ(
阪急杯)がいる。「手先も軽いし、いいスピードがありそう。追い切りも楽な手応えで動けている。芝向きのマイラーとして楽しみです」と高木調教助手。鞍上は
C.ルメール騎手を予定している。
(取材・文:竹之内元)