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【凱旋門賞】欧州最高峰のタイトル獲得へ方向性が見えた

デイリースポーツ
  • 2023年10月03日(火) 06時00分
 「凱旋門賞・仏G1」(1日、パリロンシャン)

 日本が誇る数々の名馬が挑み、そして高い壁にはね返された世界最高峰の一戦に今年、単騎乗り込んだスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関)は4着と大善戦した。勝ったのは地元のエースインパクト。13年トレヴ以来、10年ぶりの無敗戴冠となった。2着はウエストオーバー、3着はオネストだった。

  ◇  ◇

 出走しては惨敗し、「重い馬場が合わなかった」と同じ敗戦の弁を繰り返す-。近年はそんな光景ばかりを目にしてきたが、今回は久々に光明の見える結果となった。

 陣営が参戦に踏み切った理由として掲げた、以下の条件が見事にハマったことが大きい。

(1)小柄な牝馬

(2)長く使える末脚

(3)ステイゴールドの血

 いずれも深い芝を走る上でプラスの要素。特に(1)は脚が馬場に沈みにくいという点で画期的発見だった。加えて、今年は比較的軽いBON SOUPLE(稍重馬場)。世界的な異常気象の影響で、フランスも例年より気温が高く、馬場が乾きやすかったことも挙げられるだろう。5着に日本生まれのハーツクライ産駒コンティニュアスが入ったことからも、日本馬にとって間違いなく過去最高のコンディションだった。

 無論、勝ったエースインパクトは別格。早め先頭から粘ったウエストオーバー、そして勝ち馬を追ったオネストとも力差はあっただろう。ただ、条件がかみ合えばこれだけやれることの証左にはなった。方向性が見えた、となれば、あとはメンバーと好天に恵まれるだけ。年々遠ざかっていた欧州最高峰のタイトルが、また少し近づいたように思えた。

提供:デイリースポーツ

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