「
京都大賞典・G2」(9日、京都)
秋の始動戦を迎える
ディープボンド。悲願のG1奪取を掲げ、まずは重賞5勝目を狙う。
今年はこれまでとは違った夏の過ごし方だった。過去2年は
凱旋門賞に出走。昨年はぶっつけ本番、21年はフォワ賞を
ステップと、夏休みを早めに切り上げてフランス遠征に備えたが、国内専念の今年は、放牧先でじっくりと充電できた。
1週前追い切りは栗東CWで和田竜が騎乗。鞍上は「(中間は)じっくりと時間をかけて乗ってもらって、いい頃と変わらない感じ。いつもよりも始動が遅いので馬が落ち着いていて、走りも余裕がある。動きも抜群です」と納得の表情だ。
今週のトレセンは火曜が全休日という変則日程。月曜朝は
リラックスした様子で栗東CWを5F81秒5-46秒7-14秒6と流した。大久保師は「涼しくなって体調は上向き。久々でも態勢は整った。昨年はまだトモが甘かったけど、今年に入ってよりしっかりとしてきた。全体的な
バランスがいい」と、6歳でさらに進化したことを強調した。
舞台は今春に新装された京都。「2400メートルでもいいパフォーマンスができる。初戦から力を出せる雰囲気なので、いい結果を出してG1へ」。主戦がこう力を込めれば、指揮官も「実績のある好きなコース。結果を出したい」と腕まくり。“結果”にこだわり、22年
阪神大賞典以来、約1年半ぶりの美酒に酔いたい。
提供:デイリースポーツ