10月4日(水)に
大井競馬場で行われる
東京盃(3歳上・JpnII・ダ1200m)。1967年にスタートした伝統の一戦で、創設当時は
地方競馬初の短距離重賞だったといわれる。
同レースは“Road to JBC”に指定されており、勝ち馬には
JBCスプリントへの優先出走権が与えられる。今年のJBCは同じ大井が舞台とあって、最も重要な前哨戦。JpnIに向かって弾みを付ける白星を挙げるのはどの馬か。発走予定日時は4日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
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ドンフランキー(牡4、栗東・
斉藤崇史厩舎)
600kg近い好馬体を誇り、パワフルな走りで勝ち星を量産。ダート1400m以下では【6-2-0-1】とまだまだ底を見せていない。4月に京都グランドOP記念を快勝すると、続く
プロキオンSで重賞初制覇。前走の
クラスターCでは2着だったが、改めてダート短距離への高い適性を示した。大井のタフな馬場もイメージに合いそうで、先行して押し切るシーンを期待したい。
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リュウノユキナ(牡8、美浦・
岩戸孝樹厩舎)
今年4月には同舞台の
東京スプリントを制覇し、前走の
クラスターCでも3着に好走。51戦目を迎える8歳の古豪だが、衰えは全く感じられない。大井1200mも4戦4連対と相性バッチリで、今回も主役候補。
JBCスプリントは過去2年で5着、2着と悔しい結果となっているが、今年こそ悲願達成を誓う。まずは前哨戦できっちり結果を残し、弾みを付けたいところ。
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ギシギシ(牡5、大井・
栗田裕光厩舎)
重賞初挑戦だった昨年4月の
東京スプリントで3着に入り、
地方競馬を代表するス
プリンターへと一気に飛躍。同年7月の
習志野きらっとスプリントで重賞初制覇を飾ると、その後も短距離重賞で活躍を続けた。以前は好スタートから逃げる競馬が多かったが、差す競馬も板についてきた印象。自在な脚質を武器に、生え抜き馬が
ビッグタイトルをつかむか。
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エアアルマス(牡8、川崎・
林隆之厩舎)
芝でも3勝を挙げたが、4歳6月からダートに転じると、一気に3連勝を飾って才能開花。20年1月には
東海Sで初タイトルも手にした。21年末からは短距離路線に転じ、22年11月の
室町Sで久々の白星。今年の春からは南関東に本拠地を移している。前々走の
東京スプリントは4着だったが、上がり35.1はメンバー中最速。ゴール前混戦になればチャンスがありそうだ。
そのほかにも前走で
北海道スプリントCを制した
ケイアイドリー(牡6、栗東・
村山明厩舎)、重賞3勝を挙げている
ジャスティン(牡7、大井・
坂井英光厩舎)など、力拮抗の好メンバーが揃っている。