「
毎日王冠・G2」(8日、東京)
七夕賞で後方からの競馬を強いられ、まさかの14着大敗を喫した
フェーングロッテン。仕切り直しの秋初戦で巻き返しを狙う。
「進んで行かなかったですね。気持ちの問題もあるとは思いますが、暑さで体調自体がもうひとつだった感じがするんです」と久保助手は前走を振り返る。記録的猛暑が続き、体調維持が難しかったこの夏。大敗後は滋賀県のノーザン
ファームしがらきへ放牧に出され、ひと息入れてリフレッシュを図った。「効果は感じられますよ。涼しくなって体調も上向いてきましたからね。息遣いもいい」と手応えをにじませる。
逆襲の舞台は開幕週の府中芝千八。「メンバーはそろいましたが、力さえ出せればそこまで引けは取らないと思っています。前々で競馬ができるタイプなので開幕週も合う。あとはうまくレースに気持ちが向いてくれるか」と期待を寄せる。
今季は
中山金杯3着→
金鯱賞2着→
鳴尾記念2着と、勝ち星には届かずも逃げて存在感を示してきた。ここも自身の
スタイルを貫くことができれば、開幕週の馬場が背中を押してくれるはずだ。
提供:デイリースポーツ