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【毎日王冠】大目標の米G1・BCマイルへ ソングライン林調教師が語るキャリア最長千八“選択の妙”/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2023年10月05日(木) 18時01分
 ソングラインは今年のヴィクトリアマイル安田記念と中2週の東京マイルGIを連勝。しかも安田記念は連覇のおまけつきという離れ業をやってのけた。マイル戦線では、もはや国内に敵はいない。今秋は11月4日の米G1・BCマイル(サンタアニタパーク競馬場・芝1600メートル)に照準を定め、8日のGII毎日王冠(東京芝1800メートル)で始動する。

 昨年は体調が整わずに泣く泣く遠征をとりやめただけに、陣営は今年こその思いが強い。そこで気になるのは、前哨戦にセントウルSを選択した昨年とローテーションが違う点だ。

 林調教師は「第1に左回りを優先しました。セントウルSは今年、阪神開催だったので選択肢から外しました。第2に昨年はサウジの1351ターフスプリント(芝1351メートル)を勝ちましたが、今年は(短めの距離で)結果が出ていません。一方で東京マイルを連勝しており、馬が長い距離の方が向くように変わってきていると判断しました」と話す。

 左回りのマイルに一番の適性があるのは分かり切っているが、3歳時には中京芝1400メートルのリステッド・紅梅Sを快勝。4歳時には前出の1351ターフスプリントを勝っており、どちらかといえば短距離に向いていた。

 だが、5歳を迎えて馬が充実期を迎え「背腰に強さが出て、メンタルもどっしりと心身ともに大人になってきました」と林師。そのため、これまでのキャリアで最長となる芝1800メートルの毎日王冠という選択になった。

 安田記念こそ大外枠のため後方からの競馬になったが、今年はスタートが安定して、ヴィクトリアマイルでは以前より前めで運べるようになった。心身の成長である程度レース運びに融通が利くようになった今なら、1ハロンの距離延長は問題ないはず。毎日王冠を選んだのは成長の証し。“本番”にも大きな期待を持って、楽しみに見守りたい。

(美浦の距離克服確信野郎・垰野忠彦)

東京スポーツ

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