2015年
青葉賞と16年
日経新春杯の重賞2勝を挙げた
レーヴミストラルが3日18時30分頃、死んだ。11歳だった。4日、認定NPO法人 引退馬協会がホームページで発表した。
引退馬協会は「10月3日15時過ぎ、
レーヴミストラルが疝痛を発症したとの第一報が仮預託先の
グリーンマイルトレーニングセンターさん(
サンバマウンテンファームさんの育成部門)から引退馬協会事務局に届きました。たまたま居合わせた獣医師が痛み止めのバナミンを投与し、直腸検査をしたところ便秘もあり下剤を用いるなどして一時は状態がよくなりかけたようですが、17時過ぎ、三石の診療所に運ぶと事務局に連絡があり、開腹手術の可能性も考えて診療所に向かいました。しかし、残念ながら馬運車の中で倒れ、
レーヴミストラルはそのまま息を引き取りました」と綴った。
死因についても触れ、「疝痛発症から死亡に至るまで約2時間半。急速に悪化したとことを考えると死因は腸閉塞による腸管破裂、または動脈破裂の可能性が高いということです」と伝えた。
レーヴミストラルは
父キングカメハメハ、
母レーヴドスカー、母の父
ハイエストオナーの血統。10年阪神JF覇者の
レーヴディソール、09年
青葉賞を制した
アプレザンレーヴの半弟となる。現役時代は17戦4勝。
3歳時に未勝利から3連勝で
青葉賞を勝ち、重賞初挑戦で初制覇。続くダービーは9着に終わったが、4歳時の
日経新春杯で2つ目のタイトルを獲得した。その後は故障にも泣かされて勝利を挙げることはできず、6歳時の
BSN賞(12着)がラストランとなった。
現役引退後はレックススタッドで種牡馬となったが、今年8月に引退馬協会に譲渡。功労馬として余生を過ごしていた。