「
レディスプレリュード・Jpn2」(5日、大井)
日本を代表する名手・
武豊が、久々に大井の重賞で存在感を誇示した。序盤は後方3番手に位置した
アーテルアストレア。2番手の
テリオスベルが4角手前でスパートして、一気に後続を引き離しにかかったが、「他の馬は気にしてなかった。1〜2角、3〜4角と少しスピードが落ちたけど、ここは直線が長いからね。大丈夫だと思っていた」とユタカは涼しい顔。その言葉通り。直線を向くとグングン加速。ゴール手前で先に抜け出した
ライオットガールをかわすと、一緒に伸びた
グランブリッジも首差抑えた。
22年
ジャパンダートダービー(
ノットゥルノ)以来になる大井での重賞Vだが、今回は30日の阪神1Rのパドックで落馬負傷した
菱田裕二に代わって急きょの指名だった。「菱田ジョッキーから細かく癖や特徴を教えてもらっていました。その通り。いいアド
バイス。いい仕事ができました」と笑顔が全開だ。
前走・中京でのリステッドを勝って臨んだ一戦は、春の
エンプレス杯4着以来2回目の重賞挑戦。キャリア15戦目で結果を出し、自身も大井での重賞初Vとなった橋口師は「言うことなしの内容。使って良くなるタイプだし、次のJBC(レディスクラシック・11月3日・大井)ではもっといい状態で出走できそうですね」と、将来有望な4歳牝馬に夢を膨らませた。
提供:デイリースポーツ