京都11Rの
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)は道悪巧者の
マイネルウィルトス(牡7、栗東・
宮徹厩舎)で高配当を狙う。
重賞で何度も好勝負を演じてきた古豪。しかし、最も印象的なレースといえば、2年前の
福島民報杯で異論はないだろう。極端な不良馬場に各馬が苦しむ中、直線でただ1頭だけバテることなく2着に大差をつける圧勝。その勝ちっぷりは、陣営が
凱旋門賞に登録するほどのインパクトがあった。その後は白星こそないが、重賞で2着が3回、4着が2回。今年も1年ぶりの実戦となった
函館記念で4着に健闘しており、決して衰えはない。
今回はデータの後押しもある。前走から距離延長のローテーションでは追走が楽になるのか、9回走って[1-5-2-1]の好成績。何より
福島民報杯が示すように現役屈指の道悪巧者だ。好条件が揃っただけに、待望の重賞初制覇を期待したい。