「サウジアラビアRC・G3」(7日、東京)
3番人気
ゴンバデカーブースが、逃げ切った新馬戦とは一転、直線一気の競馬でVをもぎ取った。道中最後方を追走する形となったが、4角で外へ出し、そこからメンバー最速の上がり3F33秒5を記録。ラ
イバルたちを難なく蹴散らした。
極端な競馬となったが、騎乗した松山は「慌てずに馬のリズムを重視した」と冷静に振り返る。位置取りよりもパートナーの力を出し切ることだけを考えた。「あの形を差し切れたのは強かった。いろんなパターンの競馬ができるので、これからが楽しみ」と今後の活躍に期待を寄せた。
前身のいちょうS時代から数々のスターホースを輩出してきた登竜門。重賞昇格を経て現レース名となってからも、17年
ダノンプレミアム、18年
グランアレグリア、19年
サリオス、22年
ドルチェモアと、勝ち馬はその後にG1タイトルを手にした。今後について、オーナーのG1レーシング代表取締役・吉田正志氏は「堀先生と話し合って決めたいと思います」と明言は避けたが先々の大舞台は視野に入っているはずだ。
まだキャリア2戦で伸びしろは十分。同代表は「まだ余力はたくさんあると思っているので楽しみです」と笑顔を見せる。ダイヤの原石が、これからどんな輝きを見せてくれるのか、注目して見届けたい。
提供:デイリースポーツ