4回東京開催の2週目は土日で計4鞍のメイクデビューが組まれている。GI馬の妹や近親など各厩舎の素質馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか、今週も要チェックだ。
【10月14日(土) 東京芝1400m】
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ソルレース(牝、
父アドマイヤムーン、
母ニードルクラフト、美浦・
田中博康厩舎)
母は仏伊で重賞2勝。8歳上の全兄に
ファインニードル(
高松宮記念、
スプリンターズS)がいる。9日(月)の追い切りはウッドチップコースでラスト1F11.3の好時計をマークした。「牝馬のわりに筋肉量が豊か。短めの距離が良さそうです」と
田中博康調教師。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
【10月14日(土) 東京芝1800m】
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ボーモンド(牡、父
モーリス、
母ボージェスト、美浦・
国枝栄厩舎)
叔父に
ドゥラメンテ(
皐月賞、
日本ダービー)がいる。先週(5日)の追い切りはウッドチップコースでラスト1F11.5をマークした。「気がいいし、前向きに走るタイプ。初戦から動けそう」と
国枝栄調教師。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
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ルカランフィースト(牡、父
イスラボニータ、
母ゴージャスランチ、美浦・
鹿戸雄一厩舎)
母も鹿戸厩舎で管理され、通算4勝。その初仔になる。中間の追い切りは年上の僚馬と併せ、しっかりと調教の本数を積み重ねてきた。「だいぶ良くなってきたし、稽古の雰囲気はいい。性格は従順。ある程度、長めの距離が良さそう」と
鹿戸雄一調教師。鞍上は
松山弘平騎手が予定されている。
【10月15日(日) 東京ダート1600m】
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ミッキーファイト(牡、父
ドレフォン、
母スペシャルグルーヴ、美浦・
田中博康厩舎)
半兄に
ジュンライトボルト(
チャンピオンズカップ)、
グルーヴィット(
中京記念)がいる。先週のデビューを予定していたが、抽選で除外になった。十分に乗り込まれており、ウッドチップコースでラスト1F11秒台を連発している。「まだ緩さや幼さが残る現状。ダートが良さそうだけど、動きには軽さも持ち合わせている。ひと追い毎に体力がつき、だいぶ
フィットしてきました」と
田中博康調教師。鞍上は
津村明秀騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)