2歳重賞の「スポーツニッポン賞第22回
鎌倉記念」が11日、
川崎競馬場で行われた。2番人気の
サントノーレが3コーナー先頭から押し切り優勝、重賞初制覇した。同馬と2着
ライゾマティクスには「第74回
全日本2歳優駿」(Jpn1、12月13日、川崎)への優先出走権が与えられた。
ゴール直前でステッキを握った右手を高々と上げて
ガッツポーズを見せた服部茂。「早めにハナに立って遊ぶところを見せて促しても行かなかった時はヒヤッとしたが、外から森君の馬が来てハミを取ったので大丈夫だと思った」と勝利を振り返った。インから好スタートを決めると
モンゲースパイの逃げを道中2番手できっちりマーク。3コーナーでそのモンゲーが脱落すると早くも先頭に。直線は右ステッキの連打で後続を振り切った。
北海道からの初めての長距離輸送、初めての左回り。2歳馬にとっては大きな試練だったが、きっちり乗り越えて見せた。「前走後はこのレースを目標に左回りの調教もしっかりやった。馬は大変だっただろうけど乗り越えてくれてうれしい」と田中淳師。次は権利を獲ったJpn1に挑むことになったが、2カ月後。さらなる成長が上積みされれば一気の
ビッグタイトル獲りも夢ではなさそうだ。
◆
サントノーレ 父
エピカリス 母リンガスウーノ(母の
父サウスヴィグラス) 牡2歳 北海道・
田中淳司厩舎 馬主・ラ・メール 生産者・北海道新冠町の松浦牧場 戦績4戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1955万円。
スポニチ