◆
秋華賞追い切り(11日、栗東トレセン)
跳ね上がったウッドチップが、脚力の強さを表していた。栗東・坂路で最終追いを消化した
コナコーストは抜群の勢いで登坂。後半からさらにギアを上げ、51秒2―12秒1をマークした。この日全体5位の好タイム。清水久調教師は「あの時計が自然と出るので、
パワーアップしているんでしょうね」と満足げだった。
桜花賞は3/4馬身差の2着。G1では
リバティアイランドに最も迫った一頭だ。
オークスでは7着と精彩を欠いたが、敗因は明確。スタート時に他馬と接触し、後方からの位置になったことで、力を出し切れなかった。これを除けば連対を外したことはなく、指揮官は「もともとは安定して走る馬」と評価する。
自らが管理した
キタサンブラックの産駒。「(産駒は)まじめすぎる子もいるけど、この子の場合は程良く。ほんとにブラックそっくりで、操縦性がいいですね」と目を細めた。「新馬から立ち回りにセンスがあった」と、ト
リッキーな舞台にも自信。1週前にCWコースで6ハロン77秒1(7ハロン93秒0)の好時計を出しているように、状態も申し分ない。夏場の進化を示し、みたび女王に挑む。(水納 愛美)
スポーツ報知