今年限りでの引退を表明していたL.デットーリ騎手が引退を撤回し、来年はアメリカ・サンタ
アニタを拠点にジョッキーを続けることが12日、分かった。英国の競馬
メディア『Racing Post』が報じている。
デットーリ騎手は“
フランキー”の愛称でも知られる世界的名手。日本でもGI・4勝を飾っているほか、世界各国のGIで250勝以上を挙げている。52歳の今年も第一線で活躍しているが、昨年12月に今年限りでの引退を発表していた。
同
メディアの取材に対し、自身の今年ここまでの活躍ぶりや、冬にアメリカで騎乗した際の感想を現役続行の理由に挙げ、「フルタイムでアメリカに移籍するのは当然の選択」と話す。そのうえで今後は「サンタ
アニタを拠点にするつもりだけど、空きがあればドバイやサウジアラビアでも少し騎乗するつもりだ」と語った。
また、来年の
ロイヤルアスコットでの騎乗はあるか? との問いには「今のところ
ケンタッキーダービーより先のことは考えておらず、その質問にはまだ答えられない」と回答。一方で「イギリスでの再挑戦については、開催が近づいてから考えるつもりだ。イエスともノーとも言えない。いずれわかるよ」と含みを持たせた。