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【秋華賞】逆転狙えるのはオークス2着のハーパー 父、騎手、調教師と京都2000メートルの鬼が後押し

スポーツ報知
  • 2023年10月13日(金) 07時05分
◆第28回秋華賞・G1(10月15日、京都・芝2000メートル)

 第28回秋華賞・G1(15日)の出走馬が12日、確定した。新装された京都競馬場では3年ぶりの開催。史上7頭目の牝馬3冠を狙うリバティアイランドの1強ムードが際立つなか、「考察 データ編」は騎手&調教師&種牡馬の三拍子がそろうオークス2着のハーパーを逆転候補と導き出した。シランケドシンリョクカが出走を取りやめ、賞金1500万円の5頭のうち4頭が抽選を突破。枠順は13日に決まる。

 春の2冠牝馬が出走した秋華賞は過去7回ある。そのうち5回で3冠牝馬が誕生【注】し、残り2回のブエナビスタ(09年)とスターズオンアース(22年)も敗れたとはいえ馬券圏内の3着。その1、2着は2度ともに2、3番人気の馬だった。リバティアイランドの1強ムードが濃厚な今回、大波乱を期待するのは現実的ではない。無謀な穴狙いはせず、有力馬の中から逆転候補を探すのが妥当だ。

 今年は3年ぶりの京都開催。データ的に断然優秀なのは、オークス2着のハーパーだ。ハーツクライ産駒は最近10年の京都・芝2000メートルで34勝と、今回出走する種牡馬の中ではトップの数字だ。単勝回収率も125%と優秀で、まさに“庭”といえるコース。ハーパーは初の京都だが、マイナスにはならない。

 今回騎乗する騎手の同期間の成績では26勝のルメールは川田に劣る2位だが、勝率は25・5%で、唯一の20%超えと圧倒的だ。秋華賞も17、18年に連覇。さらに管理する友道調教師も同条件で17勝、勝率20・2%でともにトップ(1戦1勝の辻野調教師を除く)。ヴィルシーナで挑んだ12年の秋華賞では、オークスで5馬身差をつけられたジェンティルドンナに鼻差まで詰め寄った実績がある。ハーパーは樫の舞台で6馬身差をつけられたが、大江助手も「(ヴィルシーナが)あれだけの実力差を詰めたのだから、今回も楽しみがあります」と、ひそかに波乱をもくろむ。

 振り返れば、牝馬3冠を阻止した09年のレッドディザイアと昨年のスタニングローズも、同じオークス2着馬だった。順調に調整を続けるリバティアイランドに死角らしい死角は見当たらないが、逆転を狙える一頭がいるとするなら、それは間違いなくハーパーだ。

スポーツ報知

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