◆第28回
秋華賞・G1(10月15日、京都競馬場・芝2000メートル)
3冠牝馬
デアリングタクトで3年前の京都開催を制した栗東・杉山晴厩舎が、
ソレイユヴィータで抽選をくぐり抜けた。その名牝はこの日、正式に登録を抹消されて引退。全国リーディングを快走する杉山晴調教師は「今いる馬のことしか考えていません。あくまで一頭一頭違いますから」と前だけを向くが、担当の池水助手が
デアリングタクトを手がけていたのも何かの縁だろう。
ソレイユヴィータは
武豊と初コンビ。杉山晴厩舎と
武豊のタッグと言えば、テン乗りで7番人気3着と奮闘した昨年
大阪杯の
アリーヴォがいる。今回も初騎乗ながら「癖がなく、乗りやすい馬。前哨戦を使ってますし、ジョッキーに乗ってもらって、ピリッとさせることもないですから」と調教騎乗は依頼しなかったが、「直線が平坦の京都は大幅にプラス。2000メートルだとひと工夫が必要で、当日打ち合わせができれば」とニヤリ。虎視たんたんと波乱をもくろむ。(玉木 宏征)
スポーツ報知