10月15日に行われた
東京ハイジャンプ・JG2(直線芝3110メートル=12頭立て)は、8番人気の
マイネルグロン(牡5歳、美浦・
青木孝文厩舎、父
ゴールドシップ)が3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は3分32秒0(重)。2着は4番人気の
ホッコーメヴィウス(平沢健治騎手)。今年の
中山グランドジャンプを制した
イロゴトシは6着、昨年の
中山大障害覇者
ニシノデイジーは11着に敗れた。
好スタートからリズム良く3番手を追走。直線手前では抑えきれない手応えで進出し、逃げた2着馬をあっさりとかわした。高い素質を感じさせる勝ち方に
石神深一騎手は「折り合いもとれていたし、このままいけば勝てると思っていました。馬の出来も7割くらいで、このメンバーにこれだけ走るんだから楽しみですね」と、声を弾ませた。
開業8年目で初の重賞タイトルを獲得した青木調教師は「19歳でこの世界に入って最初にお世話になったのがビッグレッド
ファーム。お母さんは僕が牧場にいたときからの馬です。この馬の担当も当時の先輩ですし、人と人とがつながっての勝利です。本当にうれしい」と、感無量の様子。今後は馬の様子を見ながらとしながらも、「出るからにはG1にいきたい」と
中山大障害(12月23日、中山)を目標に掲げた。
スポーツ報知