牝馬3冠の偉業達成から一夜明けた16日朝、
リバティアイランドが元気な姿を見せた。レース後は午後6時45分に栗東トレセンへ戻り、片山助手は「見えない疲れはあるでしょうけど、身体的とかカイ食いなどに心配はなく、歩様の確認も問題なかった。1日たっての雰囲気に関しては何も変わらない」と様子を伝えた。
4角で早々と先頭に並び掛け、自ら3冠をつかみ獲りに行った堂々たる走りに、「ゲートが開いたら、あとは(川田)将雅がどうにかするやろうと思っていた。一番の心配事は内回りの短い直線。
桜花賞みたいな競馬だけは嫌やなというなかで、勝ちに行く展開になったので安心して冷静に見ていました」と振り返る。
ゴール後は担当の松崎助手と笑顔で人馬を出迎え、「うれしいを超えてホッとしました。
川田将雅というジョッキーが自分の代表馬を求めていたし、僕らも提供したかった。よく乗り切ってくれて、馬にも感謝です」と安どした。
今後は未定だが、世界最高のレーティング129を誇る
イクイノックスとの対戦を望む声は多い。「ファンの人は見たいでしょうね」。笑みを見せた仕上げ人は「この1、2週はケアに入りますが、どこに行くにしても態勢を整えて。次が決まって、焦らないようにだけはしたいと思います」と気を引き締める。3冠達成の“お嬢さん”が向かう先はどの舞台か-。その動向に注目が集まる。
提供:デイリースポーツ