◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断
競走馬には画像よりも動画のほうが映えるタイプがいます。人間でも婚活の際、お見合い写真では引かれなかったのに会ってみると魅了されたなんて経験がありませんか。
ソールオリエンスもそんな馬です。
立ち姿よりも動かしたほうが良く見える。ダービーのパドックでは体のシンに強力なバネを仕込んだような躍動感にあふれた動き。画像を用いたダービーの馬体診断ではトップタイの95点でしたが、パドック解説では100点満点を付けました。
逆に動画よりも画像のほうが分かりやすいこともあります。例えば、キ甲の成長。
ソールオリエンスのキ甲はひと夏越して明らかに抜けています。馬体の張りもダービー以上。毛ヅヤも抜群。関西遠征が控えているだけにふっくらした腹周りも心強い。
中距離体形とはいえ、素晴らしい仕上がりです。
スポニチ