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【菊花賞】タスティエーラ ひと夏越し成長 淀の長丁場心配ご無用! 堀師「しぶとく伸びるので止まる感じはしません」

デイリースポーツ
  • 2023年10月17日(火) 06時00分
 「菊花賞・G1」(22日、京都)

 皐月賞馬とダービー馬がラスト1冠で相まみえるのは00年以来23年ぶり。2冠を達成するのはソールオリエンスか、それともタスティエーラか-。

 第90代ダービー馬タスティエーラが、ひと夏を越して充電完了。菊花賞での2冠制覇へ向けて、順調に歩を進めてきた。

 夏場は北海道安平町のノーザンファーム早来で英気を養い、先月21日に美浦トレセンへ帰厩。春との比較について、堀師は「ウイークポイントの背中の痛み、歩様などは春当時よりも良くなっていて、リフレッシュしたいい状態です。心身もまとまっています」と体質強化を感じている。

 12日の1週前追い切りでは美浦W(6F)の自己ベストを更新し、さらなる進化を示した。俊敏な動きに、指揮官は「自分からハミを取って、すんなりと無理なく加速していました。印象としては良かったです」と合格点を与えた。

 ラスト1冠の舞台は京都芝3000メートル。持久力勝負は望むところだ。「相手関係もありますが、スタミナはありそうですし、しぶとく伸びるので止まる感じはしません。今夏はとにかく暑かったので、休み明けの臨戦になったことは、むしろアドバンテージがあると思っています」とトレーナー。強烈なロングシュートを放ち、73年タケホープ以来となる“ダービー&菊花賞”の2冠制覇を果たしてみせる。

 〈1週前診断〉美浦Wで6F80秒5-11秒2(仕掛け)。早々と手が動いた相手とは、手応えや脚勢が明らかに違った。馬体の緩さ、重さも一切なく万全の態勢に映る。

提供:デイリースポーツ

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