JRA通算4461勝と史上最多勝を更新し続ける武豊騎手が、16日に出演したABCラジオの競馬番組「ジョッキー・ルーム」で、昨年のダービー馬・ドウデュース(牡4＝友道)で臨む天皇賞・秋(29日、東京芝2000メートル)に闘志を高めた。

　国内外でG1を4連勝中のイクイノックス(牡4＝木村)を筆頭に、超豪華な顔ぶれとなる一戦。「まあ凄いメンバーが揃いますね」とする武豊は、「栗東では見ていて、凄い体しているし、動きもいいですね、相変わらずですね。走りたくてうずうずしている感じは見ていて感じ取れますね」とパートナーの近況を伝えた。19日の1週前追い切りに騎乗予定。

　今年初戦となった京都記念は完勝したものの、ドバイ・ターフは左前肢ハ行で無念の出走取消。「僕としては『勝てるだろう』という気持ちで(ドバイに)遠征して、馬の調子が悪いということでやめたけど、天皇賞で復帰というのを目標にして陣営はいい仕上げをしてくれている」と話した。

　昨年のダービーではイクイノックスを破って戴冠。「ダービーで負かしているわけですから。忘れちゃ困るという感じ」。ライバル打倒へ気合を入れていた。

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