攻め込んだ春とは違う。これが秋を迎えての成長なのだろう。
神戸新聞杯3着を
ステップに菊獲りに挑む
ファントムシーフは朝一番の坂路。自らの意志でグイグイ駆け上がり、4F54秒4、ラスト1F11秒9を楽に刻む。騎乗した梛木助手も納得の笑顔だ。
「4F55秒ぐらい、とのリク
エスト。折り合いがついて、ペースアップしてからの走りも力強かった」
ダービー(8着)出走時は
武豊が初騎乗だったため「どれだけ、この馬を知ってもらえるか」(梛木助手)との意図もあり最終追いを含め、3週連続で手綱を取った。今はその必要がない。人馬の気持ちはシンクロ済み。
菊花賞5勝の
武豊は舞台を歓迎する。「スタミナはある方だし、折り合いが難しい馬じゃないから距離は気にしなくていい。強い馬がみんな出てくるが
ファントムシーフも
トップレベルの1頭。チャンスはあると思う」。逆転戴冠の可能性ありだ。
スポニチ