7月中旬からドイツの名門ピーター・シールゲン厩舎で武者修行を行っていた
小崎綾也騎手(28)=栗東・フリー=が、今週から栗東トレセンでの調教に復帰した。昨年、短期免許で来日していたムルザバエフに話を聞いたことが渡独のきっかけだったという。
「アッと言う間に感じるくらい、中身は充実していた」と異国の地での日々を笑顔で振り返る。朝5時から厩舎での作業が始まり、一日に5頭の手入れ、装鞍、調教を行った。「行ったことのない競馬場に行き、馬場を歩いたり、レースに乗ったりして、実際に肌身で感じないと分からないことがたくさんあった。いろいろな競馬や馬に適応する幅が広がった」と3カ月間の手応えを口にした。
現地では12鞍に騎乗し、所属先の馬で1勝を挙げた。「この経験を糧に日本で結果を出したい。やっぱり一番勝ちたいのは
日本ダービー。結果で示したい」と話す目は力強い。
今週は土曜京都で2鞍、日曜新潟で1鞍に騎乗予定。レベルアップした騎乗から目が離せない。(デイリースポーツ・小田穂乃実)
提供:デイリースポーツ