◆第26回富士S・G2(10月21日、東京・芝1600メートル=良)
マイルCS(11月19日、京都・芝1600メートル)の前哨戦となるG2(1着馬に優先出走権)は12頭立てで行われ、ジョアン・モレイラ騎手が手綱を執った1番人気の
ナミュール(牝4歳、栗東・
高野友和厩舎、父
ハービンジャー)が、昨年の
チューリップ賞以来となる重賞2勝目を挙げた。
初コンビのモレイラ騎手はこの日が今年2度目の短期免許による騎乗初日だったが、いきなり
セントライト記念の
レーベンスティールに続く重賞勝ち。10月22日の
菊花賞では、ダービー馬の
タスティエーラに騎乗する。
勝ち時計は1分31秒4。2着に4番人気の
レッドモンレーヴ(
横山和生騎手)、3着には6番人気の
ソーヴァリアント(
池添謙一騎手)が続いた。
岩田望来騎手(
イルーシヴパンサー=4着)「いつもと違う形の競馬になったが、思った以上に踏ん張ってくれた。年齢を重ねて、前より切れ味は見られなくなったけど、こういう競馬が次につながると思う」
田辺裕信騎手(
マテンロウオリオン=5着)「今日は流れに乗れたし、直線も追い出しを待つ余裕があったけど、4歳になって走り方が違う感じになってきたのか、前が開いてからスッと反応できなくなってきた。今後は違う条件でもいいのかもしれない」
クリストフ・ルメール騎手(
エターナルタイム=6着)「休み明けで1600メートルだったぶん、きょうは疲れてしまいました。馬は重賞レベルだと思います」
ミルコ・デムーロ騎手(
ステラヴェローチェ=7着)「外枠(8枠12番)もあって馬がすごく一生懸命に走り、
リラックスしていなかった。直線を向いてフワーッとして脚がジリジリになったけど、一回使ったら変わってくると思う」
大野拓弥騎手(
タイムトゥヘヴン=8着)「間隔を空けてフレッシュな感じだったし、勝ち馬を見ながら直線半ばまで手応えも良かった。最後は休み明けと、時計の速いレースで甘くなったが、久々にこの馬らしい覇気が感じられました」
坂井瑠星騎手(
ユニコーンライオン=9着)「いつもとペースが違うので、なかなか脚がたまらなかったですが、最後まで諦めず頑張ってくれました」
戸崎圭太騎手(
ジャスティンスカイ=10着)「位置取りはイメージ通りでうまくいったと思ったが、最後は止まってしまいました。本来の走りができていない感じがします」
安田隆行調教師(
ダノンタッチダウン=11着)「カーッとしてしまいました。仕方ないですね。これがいいガス抜きになってくれれば」
スポーツ報知