東京11Rの第26回
富士ステークス(3歳以上GII・芝1600m)は1番人気
ナミュール(J.モレイラ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒4(良)。1馬身1/4差の2着に4番人気
レッドモンレーヴ、さらに2馬身半差の3着に6番人気
ソーヴァリアントが入った。
ナミュールは栗東・
高野友和厩舎の4歳牝馬で、父
ハービンジャー、
母サンブルエミューズ(母の
父ダイワメジャー)。通算成績は12戦4勝。
レース後のコメント
1着
ナミュール(J.モレイラ騎手)
「後ろの位置になりましたが、前半は流れていましたし、少しスローダウンしたところでも折り合っていました。ペースに関しては問題ありませんでした。直線でスペースができると、良い瞬発力でした。最後、後続に来られても余裕がありましたし、差されない自信がありました。強かったですね。今日のフィーリングはとても良かったですし、高いポテンシャルを感じます」
(
高野友和調教師)
「良い状態だと、こういうパフォーマンスのできる馬です。持っている能力は高く、マイルから2400mまで距離のレンジも広いです。色々な選択肢があると思うので、今後についてはクラブとも相談していきたいと思います。ぜひとも勲章をつけてあげたいですね」
2着
レッドモンレーヴ(
横山和生騎手)
「休み明けっぽさを残したなかで、よく頑張っていると思います」
3着
ソーヴァリアント(
池添謙一騎手)
「調教と同じく、返し馬のフットワークは悪くなかったです。スタートの一歩目は、他と同じくらいだったのですが、重賞のマイル戦でしたし、ペースが流れてイメージよりは後ろになりました。(前走まで乗っていた)
ルメール騎手からは『2000mだと引っ張り切りだった』と聞いていましたが、むしろ肩ムチを入れるくらいでした。
600mを切るあたりからブレーキをかけないようにして、最後は外へ出し、手応えが良かった
ナミュールを見ながらの競馬でした。負けるなら切れのある馬に、と思っていて、切れのある2頭に負けてしまいました。右回りの方が良いですし、この経験が生きればと思います」
4着
イルーシヴパンサー(
岩田望来騎手)
「いつもと違う競馬で踏ん張ってくれました。年を重ねて切れが見られなくなっているので、この競馬が次につながればと思います」
5着
マテンロウオリオン(
田辺裕信騎手)
「最近はゲートに不安があると聞いていて、気持ちが入らないところがあるようでしたが、今日は初めてチークピーシーズを着けていて、調教で騎乗した
横山典弘騎手からも『反応が良かった』と聞いていました。3歳時はひと脚で走るところがありましたが、4歳になって走り方が変わったのか、反応できなくなっているので、速い時計の勝負よりは違う形の方が良いのかもしれません」
ラジオNIKKEI