「
菊花賞・G1」(22日、京都)
23年ぶりとなる
皐月賞馬とダービー馬の参戦で注目されたクラシック3冠最終戦。制したのはルメール騎乗の4番人気
ドゥレッツァだった。重賞初挑戦の上がり馬が破竹の5連勝で初タイトルを獲得した。2番人気のダービー馬
タスティエーラが2着、1番人気の
皐月賞馬
ソールオリエンスは3着だった。
大外枠からのスタートとなった
ドゥレッツァは一度は先頭でレースを引っ張ったが、途中で下げて3番手を確保。直線は内から鋭く抜け出して完勝した。
“ルメール・マジック”とも言える巧妙な騎乗でVへ導いた鞍上は「勝つことができてとてもうれしく思います。ゴールでは
テンションが高くなった」と満面の笑み。「1周目は静かに騎乗しよう」と考えていたと明かすが、「馬はすごく元気で、ハナを取ることを判断しました」と的確な判断で勝利をつかんだ。
クラシック初出走での初タイトル。「強いメンバーの中でG1を勝つことができました。3000メートルのレースでしたが、2400、2000でもG1レベルの馬だと思います」と相棒を高く評価した。
皐月賞馬とダービー馬を撃破する価値ある勝利。インタビューのラストは「おおきに!」と笑顔で締めた。
提供:デイリースポーツ