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【菊花賞レース後コメント】ドゥレッツァ C.ルメール騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2023年10月22日(日) 17時46分
 京都11Rの第84回菊花賞(3歳GI・芝3000m)は4番人気ドゥレッツァ(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分03秒1(良)。3馬身半差の2着に2番人気タスティエーラ、さらに1馬身半差の3着に1番人気ソールオリエンスが入った。

 ドゥレッツァは美浦・尾関知人厩舎の3歳牡馬で、父ドゥラメンテ母モアザンセイクリッド(母の父More Than Ready)。通算成績は6戦5勝。

レース後のコメント

1着 ドゥレッツァ(C.ルメール騎手)
「勝つことができて、嬉しくてゴールではテンションが上がりました。1周目は静かな騎乗をしたかったのですが馬がとても元気で、すぐ前の方に行ったので逃げた方がいいと思いハナを切る判断をしました。3、4コーナーの手応えは良く、いい結果を出せると思いました。直線向いてからまた加速して、勝てると思いました。この馬はずっと良くなってきました。強いメンバーの中でGIを勝つことができましたし、今回は3000mでしたが2000mや2400mでもGIレベルでいい結果を出せると思います」

(尾関知人調教師)
「レースぶりも、勝ち方も、ルメール騎手の騎乗も素晴らしかったです。勝ち方に驚いています。夢の中にいるような感じです。ルメール騎手はレースにも調教にも乗っていましたし、こういう枠で、レースプランはジョッキーに任せるしかありませんでした。レース前に、ルメール騎手から、静かな感じで競馬をするか、アグレッシブな競馬をするかを聞かれて、ジョッキーに任せると答えました。

 静かな競馬をする雰囲気だったのですが、フタを開けたらアグレッシブな競馬で、ビックリしました。レース後にルメール騎手と話をしたら、馬の具合が良く、強気に乗れそうだったし、スタートも良かったのでこういう競馬をしました、ビックリさせてごめんなさいと言っていました。先行策を見せていて、あとはどこまで脚を使って伸びるかどうかでしたが、この馬らしい最後の伸びを見せて、後続を離してくれました。

 嬉しいのと、すごい馬だという驚きがあります。信じられない気持ちです。将来性が豊かで、今後が楽しみだということは、春から使っていく上で感じていました。GIを勝ってくれて、思っている以上の成長力を見せてくれました。より強い相手と戦えるように、スタッフや牧場と連携を取って、今後もいい状態で競馬に臨みたいと思います。

 3000mの距離は大丈夫だとジョッキーも言っていましたし、そういう競馬でした。ここまで見れば、チャンピオンディスタンスで走れる馬だと思います。香港(12月の香港国際競走)にも登録していますが、今後は、馬の様子を見て、オーナーと相談して決めたいと思います」

2着 タスティエーラ(J.モレイラ騎手)
「スタートしてからいいリズムで折り合いがついて、リラックスして走っていました。直線までスムーズで、いい流れで、直線も手応えが良く、前の馬を捕まえられるかと思いましたが、勝った馬が強かったです。競馬の経験が少ないので、これから良くなる部分があると思います」

3着 ソールオリエンス(横山武史騎手)
「やりたかった競馬は出来ました。賢い馬で、折り合いはつきましたし、3コーナーから4コーナーでタスティエーラを封じ込めながら進められました。最後の4コーナーを回る時の手応えも良く、勝つ勢いで回ってくることができました。直線もいい手応えでしたが、爆発力が無かったのは、距離が長かったのかもしれません。距離をこなせなくはないですが、若干長かったように思いました。今回は全力を発揮してくれました。馬は頑張りました」

4着 リビアングラス(坂井瑠星騎手)
「状態はすごく良かったです。道中の雰囲気も良く、折り合いもつき、リズム良く運べて、一生懸命走り切ってくれました。まだ緩さが残る中で、これだけ走ることができるので、これからが楽しみです」

5着 サヴォーナ(池添謙一騎手)
「ゲートの一歩目が出ず、行き脚がつかずに後ろからになりました。道中はマイペースで進みました。向正面に入ってから、前のペースが遅く感じて、位置を上げたいと思い、無理せずに上げていきました。長く脚を使って、直線に向いてからも一瞬おっと思うところがありました。前走がフロックではなく、力をつけています。体の大きさの割には線の細いところがあり、体幹がしっかりしてくればもっといいと思います。センスのあるところを見せてくれて、今後が楽しみな内容でした」

6着 ハーツコンチェルト(松山弘平騎手)
「スタートも良かったですし、出たなりで、好位で、上手にレースをしてくれました。勝負どころで少し後ろの馬に触れてバランスを崩すところがあり、スピードに乗せたかったところでスピードに乗り切れなかった部分がありました」

7着 マイネルラウレア(岩田望来騎手)
「頑張りました。最終コーナーで狭くなり、窮屈になりましたが最後までしっかり脚を使ってくれました。馬は成長しています。長い距離の方がいいと思います」

9着 ファントムシーフ(武豊騎手)
「レースは良い形で運べました。ちょっと距離が長かったのかもしれません」

10着 サトノグランツ(川田将雅騎手)
「動かし続けて、このポジションでした。最後まで頑張ってくれています。もう少し時間が経てば、さらに良い馬になれると思います」

11着 ショウナンバシット(M.デムーロ騎手)
「馬は良かったですが、勝負所で挟まるような感じになって、いい反応ができませんでした。直線を向いてからもジリジリとした脚でした」

12着 シーズンリッチ(角田大河騎手)
「返し馬の雰囲気は前回より落ち着いていて、レースに臨めました。重賞で勝ったのは1800mで、今日は未知の3000mでしたが、あれだけの手応えで回ってきたので、少し距離は長かったのかなと思います。まだまだ先のある馬なので、楽しみにしています」

13着 ウインオーディン(三浦皇成騎手)
「ゲートを出て行かない馬なのであのポジションになりましたが、折り合い重視で、2回の下り坂で折り合いがつくように進めました。4コーナーで外を回った分、最後は甘くなりました。距離は、折り合いがつけばというところでしたが、中距離で、折り合いがつけば、もっといい脚を使えると思います」

15着 ノッキングポイント(北村宏司騎手)
「馬のコンディションは良かったです。ゲートを上手く出せて、力んではいましたが、この距離でたんたんと運べました。4コーナー手前で前の馬が下がってきて接触したりするなど、難しい場面はありましたが、精神面や体の使い方には進歩を感じることができたのは良かったと思います」

16着 ダノントルネード(西村淳也騎手)
「すごく良いスタートでした。良いポジションを取れました。やりたい競馬ができました。良い経験になりました」

ラジオNIKKEI

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