第168回
天皇賞・秋・G1が10月29日、東京競馬場の芝2000メートルで行われる。
宝塚記念優勝以来の昨年の覇者
イクイノックス(牡4歳、美浦・
木村哲也厩舎)が始動する。現在、国内外のG1レースを4連勝中。1週前追い切りでは美浦のウッドチップで僚馬を追走し、6ハロン78秒9―11秒8で1馬身先着。
ルメール騎手は「メンタルがすごくいい。体は
宝塚記念の前よりいいと思います。またパンプアップしました」と絶賛。G1レース5連勝へ、死角は見当たらない。
ドバイ・ターフ出走取消後は休養に入り、9月8日に帰厩した
ドウデュース(牡4歳、栗東・
友道康夫厩舎)。ここまでじっくりと乗り込まれ確実な上昇気配を示す。王者
イクイノックスとは、
日本ダービー以来の再戦だが、先着している事実は重い。1週前の栗東ウッドチップでも6ハロン81秒1―11秒2で最先着し、
武豊騎手は好感触を伝えた。東京2000メートルでの対決は願ってもない舞台で期待感大。
前走の
札幌記念で早め先頭から押し切り、進化の跡を見せた
プログノーシス(牡5歳、栗東・
中内田充正厩舎)。
金鯱賞優勝があるように、左回り2000メートルはベスト条件だけに、ここでどこまで頑張れるか。
天皇賞・春の勝ち馬
ジャスティンパレス(牡4歳、栗東・
杉山晴紀厩舎)、ドバイ・ターフ2着の
ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・
堀宣行厩舎)、不完全燃焼の結果が続く
スターズオンアース(牝4歳、美浦・
高柳瑞樹厩舎)は、この条件で激変があっても。昨年4着
ジャックドール(牡5歳、栗東・
藤岡健一厩舎)、
安田記念4着
ガイアフォース(牡4歳、栗東・
杉山晴紀厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)
スポーツ報知