マイルCSの前哨戦であると同時に、
スプリンターズSからの間隔も中3週と適当なので、ス
プリント路線を主戦場にする馬たちによる秋の目標レースという側面も持つ。各馬の適性も思惑も様々なので、20年は単勝140倍超の
カツジが勝利、昨年は2桁人気馬が2・3着に激走するなど中々すんなりとは決着しないレースになっている。
1.格の違いがものを言う
過去10回の
スワンS勝ち馬延べ10頭中8頭には、それ以前に重賞を勝った実績があった。当時不振気味だった実績上位馬が巻き返してくるというケースも珍しくない。
2.逃げ先行馬が残る
京都開催だった直近10回に関して、4角1番手で回った馬は[3-2-1-4]で複勝率60.0%、3番手以内で見ても[4-3-3-29]で複勝率25.6%。対して、4角7番手以下だった馬は[6-4-4-77]で複勝率15.4%。力のある馬なら後方から差し込んでくることもあるが、基本的には先行力のある馬を狙うのが良さそう。
3.距離短縮組が優勢
京都開催だった直近10回に関して、前距離延長組は複勝率13.0%、前走も1400mだった馬は複勝率14.7%なのに対し、距離短縮組は複勝率26.5%。
ロータスランドは重賞2勝に加え、昨年の
高松宮記念で2着に入っており実績上位の存在。前走の
関屋記念では12着に終わったが、距離短縮のここで改めて期待したい。