東京・世田谷区の馬事公苑で23日、竣工式および内覧会が行われた。竣工式には北海道安平町の出身で、名馬
マルゼンスキーを生産した故・橋本善吉氏が父の橋本聖子参議院議員も出席した。
同施設は17年1月から整備工事が行われており、約7年をかけ、さまざまなクラスの馬術開催が可能となるよう、国際基準に合致したメイン
アリーナやインドア
アリーナが改装された。26年の愛知・名古屋アジア大会の馬術競技場としても使用される予定だ。また、地域の憩いの場としても親しまれるよう、はらっぱ広場や四季の広場が整備され、今後はイ
ベントなども開催される。
施設内には、20年の
中山大障害を制した
メイショウダッサイや15年の
札幌記念など重賞4勝を挙げた
ディサイファ、さらに21年の東京五輪馬場馬術に北原広之選手とともにも出場した
ウラカンも在厩し、イ
ベントなどにも参加する予定だ。甲田啓・苑長は「馬術の殿堂として、国際的な馬術大会の開催や、馬のいる緑豊かな都市公園として、愛される施設を目指してまいります。公園として楽しんでいただきながら、馬や馬術の魅力に触れていただければ」と語った。
同公苑は11月3日にオープンする。
スポーツ報知