東京の2歳牝馬重賞「第12回
アルテミスS」は名牝への登竜門。12年の創設以降、当レース連対馬から8頭がG1ホースに出世。最近でも20年1着
ソダシはマイルG13勝、22年2着
リバティアイランドは牝馬3冠を含むG14連勝。今年も素質馬が集結した。
ショウナンマヌエラは登録馬で唯一、重賞に出走した経験がある。前走の
新潟2歳Sは2着に逃げ粘った。高野師は「スタートが決まって逃げる形になったが、どんな形でも力を出せるように準備はしていますよ。今回もジョッキーに任せます」とコンビ継続の石橋に託す。左回りはデビュー2戦(中京→新潟)で経験済み。初めての東京にも不安はない。「調整は順調ですし筋肉量も増してきました」と成長に目を細める。
送り込む高野厩舎は今年の2歳戦で西園正厩舎の10勝に次ぐ9勝をマーク。さらに先週は同じ東京芝マイル重賞の富士Sで4歳牝馬の
ナミュールがV。先輩からのVバトンを受け継ぎ、重賞初制覇をつかみ取る。 (
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