ダノンベルーガ(牡4、美浦・
堀宣行厩舎)が、
天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)で初の
ビッグタイトル獲得を目指す。
ダノンベルーガは
父ハーツクライ、
母コーステッド、母の父
Tizwayという血統。16年のBCジュヴェ
ナイルフィリーズターフで2着だった母の初仔である。ここまで8戦2勝。新馬戦、
共同通信杯と2連勝して、一気にクラシックの主役へ。その後は
皐月賞、
日本ダービー、
天皇賞(秋)、
ジャパンCとハイレベルなGI全てで掲示板を確保、年が明けての
ドバイターフでは2着となった。
強敵相手に大崩れしておらず、前走の
札幌記念では切れ味削がれる稍重の馬場でも4着に。
ドバイターフの鬼脚からも、GI級の逸材であることは疑いようがなく、当時と同じJ.モレイラ騎手とのタッグも心強い。
ハーツクライ産駒らしく、もともと古馬になっての成長が期待されていた馬。同産駒の
天皇賞(秋)制覇といえば13年の
ジャスタウェイだが、同馬も当時2勝馬、5番人気の伏兵評価だった。したがって
ダノンベルーガとイメージは合致。10年前の“再現V”があっても決して驚けない。