「
天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
宝塚記念3着以来となる
ジャスティンパレスが、快挙達成に向けてきっちりと態勢を整えてきた。
イクイノックスを筆頭に、ラ
イバルは強力だが、今の充実ぶりならチャンスは十分だ。新コンビの横山武を背に、史上6頭目となる同一年の春秋制覇を狙う。
宝塚記念3着の
ジャスティンパレスが、天皇賞春秋制覇に挑む。同世代の世界ランク1位
イクイノックス、ダービー馬
ドウデュースなど相手は強豪だが、偉業達成の権利があるのは自身だけ。完成の域に達した今なら、クラシックのリベンジを果たし、下馬評を覆しても不思議ではない。
2歳時から
ホープフルSで2着に入るなど活躍したが、本格化は4歳になってから。
阪神大賞典、
天皇賞・春を連勝すると続く
宝塚記念では
イクイノックスと0秒2差の3着に健闘し、中距離でもG1級の実力を証明した。担当の池水助手も「
有馬記念の後、心も体も大きく成長しましたね。ここにきて完成の域に達してきたという感じです」と充実ぶりに目を細める。
19日の1週前には初コンビとなる横山武を背に栗東CWで6F81秒1-37秒0-11秒5。G1馬らしい、さすがの伸び脚で先着し、同助手も「順調です。鞍上は『いい馬ですが、ハミを頼っていた』と言っていましたが、いつものことですから。元気いっぱいで力を出せる状態です」と仕上がりに胸を張る。
府中はダービー(9着)以来だが、左回りは
神戸新聞杯Vなど2勝を挙げており「個人的には長距離も走れる中距離馬というイメージ。トップスピードに乗るのに少し時間がかかるので、東京自体は走りやすいと思います」と適性の高さを見込む。17年
キタサンブラック以来、史上6頭目となる同一年の天皇賞春秋Vへ-。強豪を蹴散らし、価値ある偉業を成し遂げてみせる。
提供:デイリースポーツ